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進化したダウンサイジングSUV　キャデラックSRXクロスオーバー　中古車

2011年7年ぶりにフルモデルチェンジしたSRXはネーミングにクロスオーバーという言葉がつくことになったが、まさにクロスオーバーなモデルとして注目される。プラットフォームは従来のFRからFFベースへと変更になり、ボディサイズもかなりダウンサイジングされた。これにより従来からの3列シートは廃止され、エンジンはV6のみ、排気量も3リッターに縮小となっている。これに伴いエンジンレイアウトも縦置きから横置きへと変更されている。ダウンサイジングは車体だけではなく、価格のほうも100万円近く値下げとなるうれしい状況である。室内は実にルーミーで明るく視認性のいいレイアウトとなっている。中央のセンターパネルにはポップアップ式のカーナビも配置されておりかなり使いやすいレイアウトとなっている。エクステリアデザインは実に斬新で、フロントフェイスは現在のキャデラックのアイコンとなっている五角形のモチーフが使われており、遠くから見てもキャデラックであることがはっきりと認識できる。


このスタイリングはアート&サイエンスを追求したものとされるが、後半にいくにしたがって狭くしていったサイドウインドウ、シャープなラインによる強い前進感を強調したフォルムは実に独特のものであり、他車と大きく差別化できる要素となっている。この領域のアメリカ車が近年急激に進化を遂げていることをはっきりと認識できる一台となっている。ひと昔前まではキャデラックは保守的なエスタブリッシュメントのためのセダンというイメージが強かったが、近年ではかなりスポーティ、ブランドとしての若返りを目指しているようで、そのデザインやコンセプト、装備品やインテリアの意匠などはかなり斬新でクールな印象を受けるものになってきている。それだけに今の時代、こういうクルマの選択をしてみるのも面白いかもしれない。このクルマは市場に登場してからまだ間もないため中古車としてでまわっている量は限られているが、新古車のようなモデルが結構多く市場にでまわっており、価格もかなりお買い得である。ぜひ一度チェックしてみてはいかがだろうか。