BMW323i後期190ps 1オーナー

久しぶりのBMWシリーズの入庫です。
BMW323i（モデルE90）は2300ccではなく2500cc直列6気筒エンジンを載せています。
この当時はグレードで他にもBMW325i というモデルもございましたが、エンジン型式並びに装備類もほとんど同じ。
排気量まで一緒でしたが若干コンピューターチューニングで最高出力が323iが低く、また販売価格も323iの方が安価で販売されていました。
実際にはその乗り味の差を感じるのは難しいほどだったようなので、日本専用モデルの今回のBMW323iが実質多く販売されたモデルであったようです。

今回入庫のモデルはそのBMW323iの後期モデルの出力が前期よりもアップされたモデル。
室内やエンジンルームなどで若干の前期型との差別化はございますが、基本的な部分は大きく変わりません。欧州車の通りでしっかり各種リファインはされているようで故障頻度なども改善傾向にあると思われます。

今回入庫にあたってしっかりと店主が試乗を行いました。
まず驚いたのはその室内の広さ！
同じセグメントであるW204のベンツCクラスと比べてもその室内空間のゆとりは今回入庫のBMW323iが軍配があがります。特に感じるのはリヤシートの足元の広さや頭上高のゆとり。
正直メルセデスベンツEクラスなみの広さを充分有していると感じるほど。
質感もこのクラスでは充分すぎる各スイッチ類やウッドパネルは特筆モノ！
いいね、こういった大きさでこのパッケージングに持ってこれるあたりは本気で凄いと感じました。
これがね、FRでやっているのが本当に凄いです。
その室内空間の割りに外観はしっかりとコンパクトにまとめあげられているのも素晴らしいです。
全長は約452cmで幅が若干大きめの181cm。
トランクルームの広さは高さはさほど望めませんが、横と奥行きは充分すぎる大きさです。
室内空間のパッケージングから考えると充分な広さのトランクルーム。

エンジンルームに目をやると走りを意識したBMWらしいフロントミッドシップレイアウトを踏襲しています。
出来る限り重たいものは中心付近へ・・・そうすることで自動車としての運動性能を高めることが出来るのをしっかりと具現化しています。
そういった地道な努力が”走りのBMW”というイメージを引っ張っているのでしょう。

実際に高速道路や一般道路を乗っても上記のBMWらしさのエンジンフィールやハンドリングを感じ取ることが出来ます。
昔のシルキーシックスと言われた当時ほどではありませんが、ベンツなどとは違った繊細な回転フィールは”気持ちいい”という形容詞がよく似合います。
トルクで引っ張る力強いエンジンではなく、しっかり回転でパワーを感じる設定のエンジンです。
アイシン製6速ATの変速タイミングも絶妙で特筆なその323iのエンジンフィールを感じさせてくれます。
ロックアップ機構など燃費性能も考えられたオートマチックなので燃費も10km/L以上もしっかりマークしてくれるのもうれしいポイントです。

今回のBMW323iは法人ワンオーナーでディーラーメンテナンス車両です。走行距離を稼いだのはもちろん高速道路での走行が大半なのでヨーロッパ的な使い方で車のコンディションも上々です。
もちろん法人さんが維持をしてくれていましたので整備はディーラーお任せ・・・笑
またタバコも吸っていない室内はまだまだ充分気持ちよくお使いいただける状態です。

ぜひお問い合わせお待ちしております！