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安価なGTモデル　フェラーリ　テスタロッサ　中古車

フェラーリテスタロッサは、フランスの自動車メーカーフェラーリが製造していたスポーツカーである。名前の由来はイタリア語で「赤い頭」という意味から取られている。これはエンジンのカムカバーが赤く塗られているところから名付けられた。フェラーリは今までとは違い、車名にそれまでの数字とアルファベットの組み合わせではなく、往年の名レーシングカーの車名をリバイバルさせるようになり、このモデルの車名も1960年代の250・500テスタロッサから取り名付けられた。これらも同様にカムカバーが赤く塗られている。1984年10月のパリ・サロンで発表され、それまでのフェラーリ512BBiからフラッグシップの座を引き継いだ。同じ相性を持つ250TR、500 TRと区別するため新テスタロッサとも呼ばれる。エンジンはバンク角180°のV型12気筒。排気量は4,942ccと先代の512BBiと変わらないが、バルブ数を減らし4バルブ化することにより吸気効率の向上を測った。公称出力は欧州仕様で390PS、最高速度290km/h。欧州モデルの出力390PSに対し、日本国内・米国・カナダ向けモデルは排気ガス対策によって減圧し380PSとなり、また1速および2速のギヤ比が低いなど、輸出先の国情や法規にあわせて若干の違いが存在する。キャビン居住性にも配慮した結果、エンジンは車体後部へ移動させ、リアアクスルの周辺に位置するギアボックスの上方にレイアウトしたためRR車に近い重量配分となり、必然的に重心は高くなった。加えて厳しくなりつつある各国の安全基準への対応による重量増加も加わり、一般的に考えられるミッドシップ・スポーツカーの性格というよりGTカーに近い存在と言えよう。中古車価格は同社のモデルの割には非常に安く500万円前後から購入することが可能。初心者にも購入しやすいということが魅力的である。