選択をクリックして中古車条件を選んで下さい

伝統的なフランス・スポーツカー　ルノーアルピーヌ　中古車

アルピーヌは、元々フランスのレーシングドライバーでルノーのディーラーを経営していたジャン・レデレが1956年に設立した小さな自動車メーカーで4CVなどのチューンナップを得意としていた。1973年にこの会社はルノーに株式譲渡することにより100%子会社となる。そこでルノーアルピーヌなるクルマが登場することになるのだ。モンテカルロラリーで活躍し一躍有名になったA110などは73年以降もA110やA310などの販売を継続していくことになる。その後A310V6,V6GT,V6ターボ、A610などを生産し同社のスポーツモデルや競技車両などの生産も行っていくことになる。1995年A610の生産終了で一旦アルピーヌブランドは途絶えることとなるが、日本でも有名なあのカルロス・ゴーンが会長に就任して以降、またブランドの復活が宣言され、電気自動車のコンセプトカーとして登場するに至っている。さらに2012年にはモナコGPでA110-50がA110の50周年記念モデルとして登場し話題となった。


日本国内でこのブランドで有名なのはなんといってもA110であろう。実際にはこのクルマ1963年には製造がはじまっていたので思いのほか域の長いモデルとなる。鋼管バックボーンタイプのシャシーにFRPモノコックボディが載せられたもので、そのスタイリングは印象的で1973年のWRCラリーのチャンピオンになるなどラリーカーとしても傑出した成績を収めたことで、国内にもいまだに多くのファンが存在する。その後この後継車種として登場したA310も鋼管バックフレームにリアエンジンという特別なレイアウトで、豪華で快適なグランツーリスモとして好調な販売を計測した。このA311にはターボやV6エンジンなども搭載されるようになり、同様にリアエンジンのポルシェ911の空冷バージョンモデルがターゲットとなっていた。A110にしてもA311にしても既に国内ではコレクターズアイテムとなっており、中古車でもいささか値の張る状況となっている。また台数もかなり限定的であるため、こうしたエンスーコレクターのネットワークから情報を得ることが良質のクルマにめぐり合うきっかけになるのではないだろうか。