車両情報詳細
※修復歴、装備、整備、保証など車両詳細に関しましては、必ず各販売店にてご確認下さい。

ロールスロイスパークウォード

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年式
2002(H14)
走行距離
75.9千Km
車検
R06.05
外装色 ホワイト
内装色 ─────
排気量 5370cc
修復歴 無し
リサイクル料金 ─────  円
  価格に含まない
車台番号 043(下3桁)
ミッション コラムAT
駆動方式 2WD
エンジン ガソリン
過給器 ─────
輸入形態 ─────
販売条件 現状販売
東京都 調布市 株式会社シーザー・トレーディング ※ 店舗情報は、車両情報の下をご覧下さい。
コメント
「パークウォード」社は、1700年代からの歴史を誇る、名門「HJマリナー」社に
次ぎ、世界第2位の生産量を誇るまでに成長。
1959年には、ロールス社が「HJマリナー」社をも買収、1961年からは、
正式に「パークウォード」は「HJマリナー」と合併、工場も同じ(それが、聖地、ウイルス工場)とし、
伝説の「マリーナ・パークウォード」社が誕生する。
この時点で、イギリスだけでも200社以上存在したコーチビルダーの頂点、、、
如いては世界一のコーチビルダーとして君臨することとなる。
戦後の活躍は、ご存知?のとおり、、、
ロールス社で生産される2ドア・モデルの全てやファンタムを含む全てのリムジン・モデルを生産するわけだが、、これまた、長くなるので、別の機会に・・。
(注:パークウォード社は、R・R社に買収後、及び合併後もR・R、ベントレーのモデルだけを手がけたわけではない。例えば、1958年から名門アルビスのTD21のボ
ディワークを手がけ、結局、アルビス最終モデルのTF21モデルまでボディワークを手がけている。)

さて、「パークウォード」の偉さを ご理解いただいたところで、、
やっと、当個体の お話
2002年 ディーラー車・左ハンドル
すっかり忘れていたのですが、、以前(2007年)、弊社で販売させていただいた
元「シーザー認定号」!
全、4オーナー。ファーストオーナー様は、弊社創業当時からのお付き合い、旧知の仲で思いだしたっ。
余談ながら、ファーストオーナー様が、この個体を注文する前、
私に「今度、ロールスの新車、コーンズさんに注文にいきたいけど、新車買ったことないし、
段取り分からないから、いっしょに付きあって」と言われていた。
ところが数日後、氏が来店、聞けば、「ロールス、注文しちゃった」という。
「なんで?」と聞くと、私と正式注文に行く前に、「下見」にいったと、、
それが あれよあれよ というまに、「注文書」にサインすることに、、
営業マンに、「この装備 欲しいですか?」と いろんなこと聞かれる、、
「ウッド・ステアリング」とか「センターコンソールBOX」とか、、
値段は知らんが「欲しい」と、、結果、想像以上の結構な高額トータル金額、、
腰抜かしそうになったが、もう後には引けない とサインを、、
「いっしょに行けばよかった~」と嘆いていたが、、それも笑い話、、思いだした、、。
新車価格:
・「シルバーセラフ」: 2870万円
・「パークウォード」: 3490万円
「パークウォード」は、「セラフ」より、「620万円」も高額だった。
走行距離:75.880km
・令和2年5月: 73.200km
・令和4年5月: 74.800km
前オーナー様は、ロールス社時代のモデルを複数台ご所有するエンスー様、保守管理、
整備状況ともに、文句なし。
内外装ともに、バリビカっ
ロールス・ロイス本社「クルー工場」では、2002年末を持って「ロールス・ロイス」の生産を終了する。
BMWに商標を売ってしまったからであるが、、。
1904年、初めて「ロールス・ロイス」と名が付く自動車が生まれてから、、およそ
100年、、ついに、本物のロールス・ロイスの血脈は途絶える。
2002年の最後の年、「クルー工場」で生産されたロールス・モデルは、3モデルのみ。
「シルバーセラフ」、「NEWコーニッシュ」と、、、当「パークウォード」である。
ロールス社 および 「MPW」の職人さんは、祖父の代から、代々 勤務している方が多い、、
親父さんに鍛え上げられた、その匠の技で、 ロールス・ロイスを作らせたら
右に出るものなどいるわけがない・っていう集団である。
それが、この2002年を持って、2度と「ロールス」と名が付く車を作れなくなるのだ
職人さん 一人 一人の魂と哀愁が このモデルには こもっている。
2002年シリナルを持つ「パークウォード」は、世界に「55台」のみ。
これが、「ラスト・パークウォード」!
外色:「アークティカ・ホワイト」
「北極白」である。
ホワイトカラーは、クルマをより大きく見せる。脅すわ~
塗装コンディションも、まったく問題なしの◎!
ボディサイズは、セラフの「539cm」に対して「24cm」長い、「563cm」、、車検証上、こうなっているが、本当は「25cm」長い。
さて、この「25cm」が、どの部分で長くなっているかというと,
フロント・ドアで5cm、リアドアで20cm。
凝りまくりっ!
つまり、サイドのガラスなんかも専用物、、前述したとおり、当「パークウォード」は、単にセラフをスト
レッチしたモデルではない。時間と金が掛かっているのだ。
全幅は、セラフと同じ、全高は、セラフより「3cm」高いが、これは、セラフが16インチのホイールサイズに対して
「パークウォード」は、18インチの専用ホイールを履いていることによるもの。
外観上のセラフとの違いは、上記の18インチホイールのほか、
「パークウォード」のみ、ボディサイド下に「ステンレス シル」が付く。
これで、高級感が一気に増す。
このボディサイズは、2003年から登場したベントレー・アルナージRLと同サイズ(パークウォード生産終了後、このボディはベントレーに使用された)で、
以前のスパーのパークウォード・リムジンが、60cmもストレッチしていたことから考えても、リムジンというわけではない。
メーカー的には
「月曜日から金曜日まで、運転手付きで、通勤に使い、 週末は、オーナー自ら、ハンドルを 握り、家族を乗せて、ドライブへ」用
だから、フロント・ドアまで広い = 運転席空間も広い! = 前も後ろも広いっ!
どんだけ贅沢なのさ
内装は、メインハイドに「フレンチネイビー」、パイピングに「マグノリア」

ただの お洒落っ

内装も、まるで走行距離が信じられないほどキレイ・・前オーナー様がたに感謝・感謝。
この時代、かろうじて・・最後の・と言っても良い「コノリー」レザーが張られいる。
「セラフ」で18頭分ほどだから、、最低でも20頭分の革は必要でしょ。「コノリー」レザーは、バカ高い。
当個体で選択した「192.000円」のOP「ウッドリングリン・ステアリング」は大正解!
この値段、ノーマルハンドルを下取りにだして発想の価格であるから、安価であるが、あとで単独買いすると べらぼう
そして、このステアリング、「セラフ」の「02’ラストオブライン」でも標準装備された品。
これで、「ラスト・パークウォード」らしい風情に。
「パークウォード」モデルでは、2002年ラストイヤーにも、特別モデルは販売しなかった。が~
因みに、「02’ラストオブライン」は、世界「170台」
「02’ラスト・パークウォード」は、世界「55台」だもの
目に見えないところは、最新装備ながら、目に見えるところのコンセプトは、クラウド以前の時代から、
なんら変わりない。
ロールス社ならではの、美しく磨き込まれた、こぶ目の細かい「バーウォールナット」ウッドは、更に、
匠の伝統工芸により、象嵌細工が施される。
ピクニックテーブル、リアCピラー裏の「バニティミラー」に至るまで、、、いつの時代もロールス・ロイスは、ロールス・ロイス以外のなにものでもない。
これに替わる車など有り得ないのだ・・。
「パークウォード」というビッグネームを持つモデルであるが、当モデル、、後生大事にガレージにしまって置く車ではない。完全に 実用車。
後ろに乗るもよし、ハンドルを 握るもよし、、全天候型、万能車。
前述のとおり、フロント・ドアまで長いから、運転席にも乗り込みやすいし、実際、乗っても広い!
長距離ドライブ用には、ピッタリサイズ!
当個体には、後付け装備で、
標準ナビの位置に(今では使えないから)、パナの「ゴリラ」ナビ埋め込み。バックカメラも連動。
リア・センターには、カロッツェリアの大型モニター(DVDでもみましょ)
即戦力!
エンジンは、現行モデルの「ロールス・ロイス」全てと同じ BMW製。
パークウォードは、「ファンタム7」と同じ「12気筒」(機構は違うけど)が、ヘッドカバーには、「PARKWARD」! しびれます。価値あるよ~
機関系も SZ系の名残が まったく無いほど近代化されている。
もう、ブレーキ・オイルに「ミネラル・オイル」は使われていない。
つまり、あの 伝統の オーナー自ら「ブレーキオイルを継ぎ足す」、、は必要ない。
機関系の考え方、ノウハウは、BMWと 同じ、、乱暴に 言ってしまえば ドイツ車そのもの。
じゃんじゃん 日常の足として使用するべき。
ラスト・オブ・ラインのロールスを 日常に 乗り回す、、これ以上の贅沢はあるまい。
もったいない? いいんです、、 所詮 人生思いで作り、楽しんだ者が勝ち。
パークウォードの新車時価格は、3490万円(税込み3664万円)、
登録諸費用を入れれば、およそ 4000万円級の車。
それが、 大切に慣らし運転が終了した当個体、、今は、、ベンツの「Bクラス」価格、「Eクラスは買えません価格」
この天下の名車が、、なんだか、可哀そうな、、で、費用 対 効果(満足度)・・・超~抜群!
最後の年の「クルー」物 ロールス・ロイス、、それも、「パークウォード」それも、「ラスト・パークウォード」それは、世界「55台」中の1台!
「パークウォード」の名が付く本物は、、これで終りを告げる。
実用車としての任務を遂行し終わったら、、
いつの日か、、ロールス・ロイス博物館に飾るべきモデルである。
「パークウォード」の名は、
未来永劫、語り継がれる、、、
「ラスト・パークウォード」に乗った思い出は、生涯忘れることはあるまい、、

「一時預かり人」募集!
店舗情報
 
住 所
東京都 調布市 西つつじケ丘1-58-12
TEL
042-480-2222
営業時間
10:00~20:00
FAX
042-480-2200
定休日
毎月第2、第4日曜日