さっき、警察密着○時みたいなテレビを見ていたんですけど。
鑑識さんとか、捜査の第一線で働いている刑事さんて
本当にすごい能力があるものなんですね。
雨の日に起きた、一件のひき逃げ事件を追っていたんですが
証拠となるものが雨で流れてしまわないように、
ひとつ残らず見つけるために、現場での証拠収集も凄かったし
その中から、ちゃんと手がかりになるものを発見していたのに
かなりビックリしてしまいました。
目撃証言と時刻から車種の目星をつけて、そのあと
近くの防犯カメラを確認して、おぼろげな映像のなかから
一発で該当車両を見つけ出したことにも、驚きました。
素人めにはかなり不鮮明な画像だったのですが、
映像に残されていた、クルマの後部の画像からテールランプの形状、
ナンバープレートの位置などを推測して、新車・中古車すべて確認し
そこから一番近いような車種を割り出していました。
さらに遺留品のサイドミラーから、取り付けられていた形状の
微妙な差まで発見して、さらに絞り込みをかけて、
証拠を集めながら、どんどん犯人を追い詰めていく。
プロの仕事って、こういう地味な作業の繰り返しなんですね。
しかも犯人特定に要した時間は、なんと1年以上でした。
遺族としたら、逃げられるよりはマシかもしれないけれど
決して故人は帰ってこない、でも遺族に連絡をしなきゃいけない。
こんなに苦労して見つけたひき逃げ犯なのに、刑期はたった数年。
報われないお仕事だなとため息が出てしまいました。