相手の立場で考える

つい数日前だったと思いますけど、警察官が表彰されましたね。

ワールドカップ予選の時に、交通整理と誘導を担当されていた

男女あわせてお二人の警察官だったと思います。

ユーモアのある語り口調で全体に語りかけて、うまく誘導したので

おおきな混乱もなく、関係者以外からの評価も高かったそうですね。

“DJポリス”なんて言うニックネームも付けられたそうです。

ああいう集団での騒動のときって、一人ではできない様な事も

“みんなでやれば怖くない”と思って、簡単にやってのけるんですよね。

絶対に超えてはイケナイような、冷静な時であれば絶対にやらない

無謀でキケンな事でも、自分の限界を超えてまでやってしまいます。

ましてや勝利の余韻に浸って、お酒も入っているかたも居たんでしょうし

一歩間違えば大惨事にもなりかねなかったでしょうけれど。

四角四面ではない、柔軟な対応でうまくその場を切り抜けましたよね。

職務を遂行することだけではなく、相手の立場にたって考えて

心情を察した発言をするだけで、誰一人傷つけることなく事態を収束させた

あの機転の良さは、まさに表彰に値すると思いますよね。

普段の交通整理に当たられる、全国の他の隊員のかたも是非

実践をしてほしいなと思ってしまいます。

世の中の全ての人が、相手の立場に立って考えられるようになれば、

例えば中古車の売買のような、信用第一の商売でも

良心的な取引が行われるようになって、どんなにかイイでしょうね。