新車でも同じことだと思いますが、購入した時から何年も経過した中古車を選ぶ時は特に、信頼できると感じられるお店と、誠実な担当者を見つけるのはその後の生活を満足して過ごすための必須条件です。そして、どれだけ時間が無いという状態だったとしても絶対に試乗だけはした方が良いと思われます。書類上からも、事故歴のある事が分かる車ならなおさらのことです。部品が根本的にダメージを受けてしまって、真っ直ぐに走らない。予定通りの場所にキチンと停車できない、などの不具合があることは決して珍しい事ではありません。でも試乗をすればその不具合に気が付くことができます。滅多に無いと思いますが、もしも試乗を断られたという場合は、できれば購入を避ける事を考えた方が良いと思われます。日本人は、こういうトラブルの話を本などから情報として以前に得た事があったとしても、なぜかさしたる根拠もなく「きっと、自分にはこんなことは起こらないだろう」と思ってしまいます。国民性と言ってしまえばそこまでなのですが、実際に契約を完了してしまってから、その事に気が付いたってもう“後の祭り”と言うほかにはありません。ちょっとの手間を惜しんで、後で悔しい思いを抱えたり、泣き寝入りをするくらいなら、多少の時間をやりくりしてでも、トラブルの元を一つずつ潰すほうが、どんなに楽で経済的かもしれません。ほんの10分でも長く、時間を取るってイイ事だと思います。