今回は、前回紹介した黄金世代の車にどういったものがあるのか、説明していきたいと思います。

まず、2003年に登場したダイハツのタントです。この中古車はぶっちぎりでの堂々の第一位でした。このタントは非常に多くな意味を持つ車で、この車が開発されたからのちに同じように車内空間を広く見せる軽自動車が増えていきました。軽自動車だけど車内広々といったわがままな要望に答えることができる、軽自動車の常識をぶち壊したのがタントですよね。

2005年に発売開始された車の中に日産ノートがあります。この車は爽快に、そして快適に暮らせることがテーマになっているようで、変化の大きい車です。燃費も上々ですので、安心して乗ることができますね。

トヨタのマークＸも人気です。2004年に販売開始されました。渋い車と言えば間違いなくトヨタのマークＸかなと思っています。ＣＭの影響もあったかもしれませんね。結構多くの車がセダン系を辞めてしまっている中、マークＸは上手く抜けられてるんだろうね。

かわいいボディが魅力のダイハツのムーブラテです。女性を徹底的にターゲットにしているところがまた変わっています。特別なアプローチではありますが、これが結構人気でした。やはり、女性にとっては「女性専用」というのが魅力的だったんでしょうか。この車も燃費がリッター約20キロと良いことも特徴ですね。1代で残念ながら廃盤になってしまいましたが、ミラココアがコンセプトを受け継いでいるので、ダイハツの女性向け戦略は今後もどんどん加速していくんでしょうね。

2003年に登場したマツダのアクセラスポーツも一世風靡しましたよね。欧州でも人気になりました。高い走行性とデザインが魅力的で、男性のファンは多いのではないでしょうか。

インテリアで車を選ぶ方にとって魅力的な車は2003年登場の日産のティアナがお勧めです。中古車価格で言うと20～140万で平均価格が60万程度の車としては、このインテリアは最上級に高級感があります。インテリアでどの車にしようか迷っている方は是非ティアナを見てみてくださいね。

小型でかわいい低燃費車として一躍人気車となったのが2004年登場のトヨタのパッソです。今でもありますが、このパッソは旧型ですね。この車は「軽以上ヴィッツ未満」という新しいコンセプトでデビュー後いきなり販売台数で6位にランクインされるなど、あっという間に全国区の名前になりました。ＣＭの影響ももちろんありますが。また、燃費に関してもリッター21キロと低燃費を実現したことも人気の秘訣だったと思います。

どういった世界でも共通して言えることだと思いますが、特別に良いもの、もしくは人がそろった時代というものがあります。例えばプロ野球では「～世代」という言い方をよくしますよね。これがそれに該当します。「～世代」というのは特定の人物を中心に、優れた人が揃っている時代のことです。一人だけ優れた人がいても「～世代」とは呼ばれません。

これと同じように中古車にも黄金世代があります。実は、今がその黄金世代の中古車が買いの時期なのです。その黄金世代ですが、2003年～2005年頃に発売された車です。この時の車は性能や価格面、いわゆるコストパフォーマンスが非常に良い車が多いことが特徴です。また、この時代の車は革新的なデザインやコンセプトを取り入れているということでも人気です。こういったことの時代背景としてはバブル崩壊後の失われた10年から回復している中で、新しい発想などによって、もっとより良いものを作っていこうとより積極的になっている状態です。積極的な攻めの姿勢で、新しいものを次から次へとヒットさせる、実に黄金時代だったように思います。今ではなかなか考えられないことですが。

こうして中古車の黄金世代が誕生したのですが、この黄金時代の中古車が現在100万をきるくらいの価格で販売されています。この価格なら手頃じゃないかなって思える価格になっていますので、是非確認してみてくださいね。

この黄金時代の中古車に外見も斬新なものが多いと記載しましたが、実際はチャレンジ精神が非常に高い時代だったといえます。少々失敗しても構わないから、売れると思う車の企画をどんどんしていけという、そういった考え方になっていました。ですので、即絶版になってしまう車もありました。

今までの車の固定概念を壊して車作りをしていくことで、「こうだからこうでないといけない」といったことが少なくなったような気がします。例えば軽自動車なのに車高が高かったり、極端に小さい軽自動車であったり、まちまちですが、今までの常識を覆した車であったことは間違いありません。

その後燃費の向上など、様々な改良が日本の車産業を盛り上げています。今は我慢の時期ではありますが、最低の時はもう過ぎたようなので、今後はまた新しい車作りをどんどんしていってもらいたいと思います。

そして、新車にこだわっていない方は、この黄金世代の中古車を購入していくと、お得感が出てくると思います。時期的に安くなっているということもありますが、満足いく商品だと思います。

中古車選びは慎重にしていかないといけないと何度も伝えてきましたが、中古車の場合は特に購入した後も大変です。車によってはすぐに壊れてしまうというケースも多いです。こういったケースを未然に防ぐために慎重に購入するわけですが、それでも、絶対ということはありません。また、素人がいくら観察しても、外装や内装のチェックや簡単なエンジンルームの確認程度だと思います。

これは普通は知らない内容なので仕方ないですが、ではどうやって故障しない中古車を見極めるのでしょうか？それは一言でいうと諦めるしかありません。運が悪かったと思ってということですね。

結局は中古車を購入する際に運頼みになってしまいますが、そういった状況を少しでも変えようと、中古車情報サイトがアフター保証を始めています。このアフター保証サービスは有料ではありますが、年間数万で200項目くらいの保証をつけています。年数も1年、2年、3年保証があってどれくらいの期間、その中古車に乗ろうと思っているかによっても選択できる環境になっています。

中古車の場合、様々な部分での故障が考えられますので、広範囲が保証対象になっていることに使い勝手の良さを感じます。また、値段によって保証箇所を変えるのではなく、保証期間変えることにしていることにも好感がもてます。保証箇所によって値段を変える仕組みにすると、そのエリア以外の故障で保証対象外であった場合にこの上ない後悔ともったいなさを感じてしまいますからね。どの箇所が故障するか分からない中古車に関しては広範囲の保証というのはありがたいです。

このように中古車の情報を発信するサイトで、保証を行う時代です。このシステムはごく最近のものだと思いますので、どうなるかわかりませんが。確かにインターネットを利用して中古車を購入することに関しては、全体的にリスク等のことを念頭におくと、難しいという評価になってしまいます。インターネット上で探して実物を見てといった手順が一般的です。

インターネット上では情報が正しいのかどうなのかも怪しんだ方が良いです。あからさまなうそは少ないですが、「間違ってはいないけど」といった内容が多くなっています。やはり、中古車情報サイト1つを例に出してもあやふやな情報で掲載したり、注意点を小さな時で書き足していたりで、どうやってもその情報だけで購入しようとは思えないのも事実です。

中古車は買って終わりではなく、長い間にあたって故障しない、もしくは故障しても対応してくれることが大切ですね。

中古車情報サイトは、大手ではグーネットやカーセンターがあります、この2サイトは中古車情報も豊富で、この2サイトを見れば十分な中古車情報がありますが、情報量の多さだけがすごいということではありません。

中古車情報サイトでは中古車の情報を掲載するのが当たり前ですが、今では掲載した情報の信頼性を保証するところまできています。グーネットもカーセンサーも独自の認定制度を設けて、外部の検査機関とも連携しきちんとした検査のもと認定車として認定しています。

中古車情報サイトで検索し購入する場合、どうしてもリスクが伴います。自分の目で見てということであればいいのですが、ネット上で探す場合に実物を見ずに購入する場合もあるからです。そういった時に自己責任ではありますが、どうしてもトラブルのもととなります。このトラブルは中古車センターも購入者も中古車情報サイトも3者共にメリットが全くない内容です。中古車センターと中古車情報サイトは評判を落とすことになりますし、購入者は時間の短縮、利便性を重視した結果、高い買い物をしてしまったということになります。そして、こういった失敗体験をすることによって、便利なものを利用しない人が増えてしまうのです。

この検査は車両品質評価として、目に見える形で中古車情報サイト上に提示されています。数多くの項目を点数をつけて評価していますので、非常に分かりやすく見やすいものになっています。こういったものを上手く利用すると、中古車情報サイト上でのやり取りだけで、中古車を購入できるようになってくると思います。

中古車に関しては、今までもインターネット上の情報サイトでいろいろな情報が掲載されていますが、なかなかインターネット上で完結しないということが問題としてありました。仕方ない面ももちろんありますが、インターネット上でも安心して完結できるようになって初めて、本当の意味での便利サイトになるのだと思います。

中古車に限らず、今はインターネット上での買い物がどんどん発展しています。その中には食品や衣服なども入っています。食品であれば、本来試食をしてそれから購入するといったことも多い分野です。衣服に関しては肌触りなどを実際の服に触れて確認し、試着して自分に似合っているかどうかを確認して、それから購入するというのが一般的です。そういった内容を如何にインターネットで解消していくか、インターネットの利用者が増えることでより課題になってきますね。

自分の車を売却する時、少しでも高く売れる買取店を探しますよね。やはり少しでも高く売って、そして少しでも安く中古車を購入したいものです。しかし、当然のことですが、中古車買取センターでは安く買い取りたいですし、中古車センターでも少しでも高く中古車を販売したいのです。つまり、逆になっているわけですね。

自分の車を売却する時、皆さんはどうやって中古車買取センターを探していますか？近所で販売しているお店を探しますか？それとも雑誌か何かで探していますか？中古車の売却であれば、実物を見てもらわないといけませんので、近所で探すのは確かに理にかなっています。しかし、問題は金額が全く読めないことです。いくらで売れるのかも車を持っていってその時ですし、仮に安いと感じてもすでに店舗にきていますので、なかなか言い出せないといった人もいると思います。そういった面から考えても、できることなら簡単な見積もりをもとに、ある程度選定してから中古車買取センターに足を運びたいですね。

そういったことをより簡単にできるようになってきています。今はインターネットがありますよね。例えばカーセンサーなどで中古車買取センターを探せばいいのです。どういった中古車買取センターがあるかを把握することもインターネットで簡単にできますが、最近より便利になったのが一括査定の機能です。車を売るとき、少しでも高く売りたいわけですが、中古車買取センターは安く買いたい、そのお互いの駆け引きを車を売りたい人がしやすくなったのが一括査定です。

一括査定から車を売りたいという依頼があった場合は、安く買い叩こうとすると他の中古車買取センターで売ることになってしまう可能性が高くなってしまいます。それを、中古車買取センターも分かっていますので、適正価格、もし今非常に欲している中古車の車種であれば適正以上の評価をもらえる可能性があります。一括査定を利用することで、同業他社との競合をより意識させることができるのです。

車を売る時は相場もありますが、それ以上にどういった交渉をしていくかも大切です。1社だけと交渉を行うことは、相場に詳しければいいかもしれませんが、あまり詳しく把握していないのであれば、まずはいろいろな中古車買取センターが提示する価格を把握して、どれくらいが相場でどのくらいまでなら上がりそうかなど考えて本格的な交渉に臨むといいでしょうね。交渉は面倒くさがらずに。