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初のスポーツクーペ登場　ホンダ　CR-X　中古車

CR-Xは、1988年8月から1992年2月の4年間自動車メーカーであるホンダによって販売された小型スポーツカーである。徹底した空力フォルム、ロー&ワイドボディ、四隅タイヤによるコンパクトなパッケージング、地上に近く定められたドライビング・ポジションなどFFスポーツを追求した同社の数少ないスポーツクーペモデル。空力的に優れたコーダトロンカ形状のテールゲート垂直部に、特徴的なスモークガラスを装着したエクストラウインドウを設置する。これにより、スポーティなモデルのありがちな後方確認がしづらいという欠点を払拭している。またこのデザインは今現在、トヨタのプリウスや、同社のインサイトが採用しており、時代を先取りした装備となっている。エンジンは、直列4気筒横置、1.5L SOHC16バルブ（100馬力）と1.6L DOHC16バルブ（130馬力）。街乗りには十分すぎるほどのパワーを兼ね備えている。全車4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用し、電子制御(PGM)ロックアップ機構付4速オートマチックか5速マニュアルと組み合わされる。ラインナップであるが、1.5Lは「1.5X」、と1.6L DOHCは「Si」グレードをラインアップする。そして最も新しいグレードに、特別仕様車「Siエクスクルーシブ」を設定した。本革巻きステアリング、本革シート、フロントフォグランプや14インチアルミホイールなどの、今までのグレードになかった充実した装備をもち、スタイリッシュながらも高級感も兼ね備えた形となる。シビックよりスポーツドライビングを重視して、ショートホイールベースを採用し、4名までの乗車が可能となる。新車価格は140万円からと、非常に安価で購入することが出来る数少ないスポーツクーペであった。販売開始から24年経つ今でも、中古車は未だに90万円程度の高値で販売されるなど、一部のコアなファンに人気が高い希少車種である。