北海道滝川市の友達が中古車を買ったらしい

北海道滝川市に住んでいる友達から中古車を買ったとメールが来た。画像を見てビックリした。なんと外車だった。よくそんな余裕があるなと返事をしたら、ヘタな新車を買うより安かったんだよと笑いマークの返事が届いたけど、中古車だって外車は外車だ。エンブレムがなんだか普段道で見かけるよもりカッコ良く見えて羨ましくなった。 なんとなく、中古でも外車は敷居が高い気がして、自分から見に行ったことはない。 たまたま中古車フェアなんかで見かけて、手に届くくらいの値段であっても、こんなに安いのは何かトラブルがあるに違いないと変に疑って買わずに来たのだ。 何より、車がかっこ良すぎると自分には似合わない気もしていた。 でも友人はすごく嬉しそうな顔をしていた。そりゃ、大好きな車が手に入ったら誰だって嬉しいだろう。まるで子供みたいな笑顔で癪に触ったので、ついからかってしまったが、それすら笑い飛ばされてしまった。 それを見ていると、自分の車がちょっと寂しく見えて来る。国産車のセダン。ありふれた形だ。 それでもずっと乗っているから愛着もあるし、自分の運転のクセもよく分かってくれているし、むしろ今から他の車に乗り換えるのを考える方がめんどくさかったりする。充分満足しているつもりだったのに、外車と聞いただけで羨ましくなるなんて、ちょっと浅はかな感情だろうか。 友人は、この車を乗り潰すと言い切った。もう、売りたくても査定はゼロしかつかないと言うのだ。それを聞いてさらに驚いた。 自分の車だって、今売ろうと思えば少しは値段がつくはずだ。結構乗っているけど、たまに中古が売られているのを見かけることもある。 なのに、滅多に見かけない外車の方が査定が低いなんて思ってもみなかった。 外車というだけで高いというのは、本当に勝手な思い込みだったらしい。 一生に一度くらい、こんな車に乗っておきたかったんだよねと笑う友人の言葉が耳に残る。確かに、一生に一度なら自分も乗ってみたい。 こればかりは車との出逢いも大切だろうけど、もし将来どこかで、一生に一度でいいからこの車には乗っておきたいと思える外車とであったら、その時には思い切って買ってみるのも楽しいのかもしれない。